今回はウェットからドライスーツに切り替わった時のスキル低下についてです。
以前に一度消した記事でしたが、少しお役に立てていたようですので
再度、書き直します。
尚ドライスーツ自体はこちらで紹介しています。
ドライスーツの紹介
秋口や初夏の時期に、スーツを衣替えされるダイバーが目立ち始めます。
元々ドライスーツで始めて、その後も多くの本数を
ドライスーツで潜っている方は問題に感じないかも知れませんが
ウェットと違いドライの動きやすさや浮力など
環境に大きな違いがあるので、自分の中で認識を強め
安全潜水に繋がればと思います。
まずドライスーツに切り替えるという事は
水温が低くなってきた事が一番の要因と考えられます。
水が冷たくなる事で認識を持ちたいこと
・ 冷たい水に触れる事で、より強いストレスを受ける
( マスクが外れたりした場合などは、付け直すのがもっと大変になります。)
また潜水反射(ダイビング・リフレックス)の作用により
心肺機能への影響が、より出やすいです。
ドキドキしたり、息苦しさなどを感じやすくなったりしますので
水面で呼吸チェックをしたり、慣らしてから潜るのをお勧めします。
・ 体温の低下
冷水に対応出来るインナーに気を付け、前後でも保温に心がけます。
スキル低下に繋がりやすいこと
・ スーツやインナーによる浮力の変化
スーツ自体の浮力と、インナーによる浮力がそれぞれ変わって来るので
・ レギュレーターリカバリー
ホースの根元から2ndステージを取る方法がやりづらくなる場合があります。
背面の肩口から防水ファスナーがあるタイプは特にです。
手をまわしてレギを取る方法と、予備でもう一つのやり方を考えておきましょう。
・ フィンの脱着
フィンの付け外しが、やりづらくなるので
EN・EXでも時間がかかったり
転倒などの危険性も出て来ます。
・ 器材の脱着
ウェットに比べてスマートではないので脱着の際に
バルブが引っかかったり、ホースが絡んだり
手元が見えずらい為、バックルがはめずらかったり
上手く着れてなくても、気付かなかったりします。
・ 中性浮力
付けるウェイトが増えるので、その分だけ水面と水底での
浮力変化を感じ、BCやドライの吸排気が増え難しくなります。
・ ボディバランス
ドライには吹き上げの危険性があるように
体の体勢によって、スーツ内の空気が移動するため
バランスをコントロールするのが難しくなります。
基本スキルが低下しやすいよう、いざという時の
緊急スキルも影響を受けますので、スキルアップダイダイビング
の方も良ければご検討下さい。
これ以外にもあると思いますが、スキルに関しては
認識さえあれば、自分用の対策を立て
対処できますので、是非確認して見て下さい。
慣れが必要ですが、慣れで忘れてしまう事もあるので
中級車以上の方でも、一度ご確認頂ければと思います。
その他の問題でも、良ければご相談下さい。
横浜 Dive ColorS
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