カエルアンコウのなかま2

カエルアンコウのなかま1からの続きです。

カエルアンコウの仲間で、オオモン・クマドリ・ソウシ・ヒメヒラタ・ハナオコゼの紹介です。

通年見れるわけではなく、秋だったり寒い時期の方が
出現している場合が多いです。

また季節来遊魚などの、流れてくる魚ですので
出現してもすぐいなくなってしまったり
期間限定の事が多々あります。

リクエストなどは、出現情報のある時でないと難しいので
事前にご相談下さい。

オオモンカエルアンコウ

オオモンカエルアンコウ薄茶
(伊豆では少なめの薄茶っぽいカラー)

オオモンカエルアンコウ正面寄り
(レモンイエローバージョン)

カエルアンコウの中では、1・2を争うでっかくなるカエルアンコウですが
伊豆で見るのは主に子供サイズです。


(オレンジバージョン)

オオモンカエルアンコウ 黄色
(黄色バージョン)

オオモンカエルアンコウ 薄紫 ジュズエダカリナバージョン
(薄紫バージョン)

ジュズエダカリナにいる時は、こういう色をしています。
光を当てれば薄いピンクですが、水中では薄紫とか薄い水色に見えます。

伊豆で見る場合は、上の4点が多いです。


(黒バージョン)

伊豆では大きくなった個体で、背ビレの膨らんだ感じが見事です。

伊豆で見るオオモンカエルアンコウは、カイメンだったり
ジュズエダカリナだったりと、少し綺麗な所にいたりするので
肌質も同じように、カイメンのような独特のきれいな姿をしている割合が多いです。

黄色のオオモンカエルアンコウ成魚
(成魚の黄色バージョン)

成魚のオオモンカエルアンコウ グレー
(成魚のグレーバージョン)

南国で見る大きくなった成魚は、30cm程になります。
成長すると、かの美しさはなくなり
岩のようであったり、きれいでなくなる傾向が強いです。

黒のオオモンカエルアンコウ
(黒バージョン)

オオモンカエルアンコウ オレンジ2
(背ビレを広げた状態)

他のタイプに比べると、頭のツノっぽい部分は
棒状にのびる感じではなく、丸っぽかったり
山なりのような形の、大きく見事な背ビレを持っています。

オオモンカエルアンコウの幼魚
(幼魚)

3cm位の幼魚です。

伊豆で見るのは、10cm位までの個体が多いです。

クマドリカエルアンコウ

クマドリカエルアンコウ

伊豆エリアでは、基本「幼魚」が夏以降から寒い時期にかけて
見え始めるもので、成魚は主に南国で見ます。

そして幼魚のうちは、通常の白タイプと黒タイプがあり
どちらもデザインの良さから人気が高いです。

まずは白クマの写真から。

クマドリカエルアンコウ 横顔とツノ
このツノのような部分を、他の仲間と比べると
よく動かしていると感じます。

クマドリカエルアンコウのエスカ
エスカもおしゃれに見えます。

白い幼魚も大きくなってくると、黄色くなっていくのが多いです。
オレンジやピンク系になるものもいます。

続いて、黒クマです。

黒のクマドリカエルアンコウ
黒ベースの体でも、とても綺麗に見える魚です。

ですが白クマに比べると、見る機会は少ないです。

黒のクマドリカエルアンコウとツノ
見れるタイミングが、限られている事が多いので
出現情報が出た時に、狙いに行くのがおすすめです。
リクエストは事前にお願いします。

このクマドリカエルアンコウの綺麗さは子供の内だけで
大きくなるとオオモンなどのように、いかつく変化していきます。

ソウシカエルアンコウ

ソウシカエルアンコウ
他のカエルアンコウにはない、大型のゴツゴツした重厚感があり
背ビレのこんもりした感じも独特です。

伊豆では比較的、決まったポイントや位置で確認されます。

ソウシカエルアンコウ 正面寄り

オオモンのように大きくなるので、見応えがあります。
伊豆で大きなカエルアンコウを見たいと思ったら
ソウシ狙いになります。

ソウシカエルアンコウ 前から

伊豆にはソウシ穴と呼ばれてる所もあり、穴ぐらや亀裂などに入っている事が多いです。
でかいのに擬態上手で、ぱっと見分からなかったりします。

バリエーションは他のと同様にありますが
ゼブラ模様といったら、ほぼソウシカエルアンコウだと思っています。

ヒメヒラタカエルアンコウ

ヒメヒラタカエルアンコウ

南の海に行っても、決して見る機会は多くない種類です。

そんな数の多くないカエルアンコウがさらに、地味な色合いで擬態が上手なので
余計に見る機会が少ないのではないかと思っています。

ヒメヒラタ 正面顔

横から見てもデリケートな印象を持ちますが
正面から見ると薄っぺらいので、余計にそう思います。

岩の隙間など分かりづらい所が好きなようで
探すのも苦労します。

他のタイプと違って、体がぷっくりした感じではなく
うすっぺらい体に擬態も上手いので、石や葉っぱなどに見えて
分かりづらいです。

生物情報が出た時に狙いましょう。

ハナオコゼ

ハナオコゼ 20.10

伊豆では流れ藻や、春先の海藻が水面近くまで伸びた
海藻のかたまった所に潜んでいたいたりします。

伊豆を代表する海藻のカジメやマメダワラなどに模して
このうすい茶色の定番であると思っています。

ハナオコゼ

カエルアンコウ自体が、水底にべたっとしているイメージですが
このハナオコゼは、水面付近で流れ藻に隠れていたり
地に足が着いてないイメージですが
このツートンカラーの個体は浮きブイの裏側に
くっついていました。

ハナオコゼ150927
はっきりとした皮弁が多くあります。

成長するとオオモンなみにでっかくなります。

ヌディアンテナリウス・サブテレス

ヌディアンテナリウス・サブテレス 20.09

伊豆では今までに数える程度しか発見されていない
ヌディアンテナリウス・サブテレスという
インドネシアとかフィリピンの一部のエリアで
見れるカエルアンコウの仲間です。

画像では確認できないですが、背中に眼状斑のような
丸い模様があります。

見に行けて良かったと思う一方、もう見れなそうな気がしてます。。

 

通年狙える、伊豆の基本型カエルアンコウは
こちらで紹介しています。

カエルアンコウのなかま1 ザ・ベニ・イロ

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