中性浮力の取り方やコツについて

中性浮力の取り方

今回は中性浮力や浮力調節についてです。

海洋実習やスクーバスキルズアップデートなどスキル練習をする機会になると
初心者でも上級者でも、中性浮力が練習項目に入る事がほとんどです。

これはダイビングスキルの中で、奥が深く習得に時間がかかるからとよく言われますが
僕自身は中性浮力の練習には段階があるからだと思っています。
初心者にも上級者にもそれぞれ適したトレーニング方法があります。

最初に練習する事は、フィンピボットと言われる、フィンのつま先を水底に付けて
浮力で自分の体を浮かせ上下させる方法です。
適正ウェイトである事を前提に書いて行きたいと思います。

第一段階=呼吸によって浮力を変化させるトレーニング

まずは呼吸による浮力の増減を体で覚えていく必要があります。
息を吸ったら、肺の浮力が増えて体が浮いていきます。
息を吐いたら、肺の浮力が減って体が沈んでいきます。

吸ってもあまり浮かない場合は、足りない分を少しずつBCに空気を入れていき調節します。
調節が整ってくると、吸ったり吐いたりに合わせて、水中で体が浮き沈みを始めます。
この感覚は必須ですので、時間が許す限りは出来るまでやった方がいいです。

これは中性浮力の練習の最初の段階ですので、多くの方がやる練習ですが
実際には中性浮力の練習にはまだ至っていないと考えています。

慣れてきたり満足したりで、ここで次の項目に進んでしまう事も多々あると思うのですが
他のスキルではなく、フィンピボットの次のステップに進みたいと思っています。

第二段階=呼吸による浮力が変化する時間差と強さを調節するトレーニング

次に着目すべき所は、時間差と強弱になります。
息を吸ってから、体が浮き始めるまでのタイムラグと浮いていく強さを確認して
調節できるようにしたいです。
この感覚を覚えて体に慣れさせていくのは、とても重要です。

息を吸ってから、早く浮いて行く場合はプラス浮力が強く、BCに空気を入れ過ぎている可能性が強いです。
また息をどれ位吸った時に浮き始めるかをしるのも重要な要素です。

同様に息を吐いた時に、どの位のタイムラグと速さで沈んでいくかも
必ず確認する必要があります。

この呼吸による浮力変化の強さと速さの感覚を練習して覚えていくと
失敗して急浮上してしまうような事も少なくなりますし、次のステップに進む時の理解が違うはずです。

第三段階=呼吸するタイミングを調節するトレーニング

前の段階がある程度出来ていれば、次は呼吸のタイミングを確認し調節をしていきます。

息を吸って浮き始めたら、浮き過ぎる前に、今度は息を吐いていき
息を吐いて沈み始めたら、沈み過ぎる前に、再び息を吸い始める。

これが出来ると、無理なく一定の水深を保つことが出来るようになります。
この浮力で一定の水深をキープするスキルは、ホバーリングと呼ばれています。

浮力調節についてまとめ

呼吸により、肺の浮力が変化するので、浮き沈みが始まる時間差に
呼吸する量とタイミングを合わせる事で
浮力をコントロールし、同じ水深に留まることが出来ます。

初期のフィンピボットの段階でも、ここまで練習する事が出来たらいいなと改めて思っています。
この最初の部分は海洋実習のページで動画でも紹介しています。

中性浮力の基礎の部分ですが、とても大切な所だと感じていますので
上達のきっかけになればと思います。

講習の時だけでなく、ファンダイブでも
いい練習になりますので良ければご活用下さい。

このような更に上手くなりたい方への、スキルアップダイビングも開催しています。
プールでも海でも可能ですので、リクエスト等お待ちしています。

それでは今回は中性浮力の取り方やコツ、並びに練習方法などについてでした。

ありがとうございました。

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