レギュレーターについて

この器材は水中で呼吸するための器材です。

スクーバタンクに接続して使うため、空気が残っている限りは
呼吸を続けることが出来ます。

口に咥えて陸上に近い感覚で呼吸することが出来ます。
水中では吸った時だけ空気が出てきて、息を吐くと泡となって出ていきます。

レギュレーターは、ファーストステージとセカンドステージと
予備のセカンドステージ(オクトパスレギュレーター)とゲージが
全てゴムホースで繋がった器材で、レギュレーターシステムとも言います。

特徴 その1・・・水深など環境圧に応じた空気を呼吸できる

水中では丁度いい空気が出てきます。

これは深さによって圧力が変わりますが、その時に潜っている
水深に合わせた環境圧の空気が、呼吸できるようになっているためです。

この環境圧に合わせた空気に、レギュレーターが自動的に調節してくれます。

特徴 その2・・・1stステージと2ndステージに分かれている

レギュレーターの解説
レギュレーターは圧力の調整装置という意味を持っています。

1stステージ(ファーストステージ)
この部分でタンクから送られてくる、高い圧力の空気を一定の所まで下げます。
(1回目の減圧を行うのでファーストステージと言います。)

ファーストステージの説明

レギュレーターの内部には水が入らないよう、普段は「ダストキャップ」がはまっています。
セッティングする時など、ヨークスクリューを緩めると
ダストキャップを外すことが出来ます。

2ndステージ(セカンドステージ)
この部分で水深に応じた圧力に調節されて、空気を吸えるようになっています。
(2回目の圧力調整を行うのでセカンドステージと言います。)

セカンドステージは、自分が普段使うメインのレギュレーター
予備のオクトパスレギュレーターと2つあります。

メインレギュレーターは必ず右手側にあります。

当店は指導団体に基づき予備のオクトパスレギュレーターも
右手側から出ますが、人により左手側から出している人もいます。

セカンドステージの説明

スノーケルと同じでシリコン製のマウスピースの部分を口に咥えて呼吸します。
疲れないよう軽く咥えるだけで大丈夫です。

2ndステージ中央部分に「パージボタン」と言う所があり
ここを押すと強制的に空気を出す事ができ、中に水が入った時でも簡単に排出する事が出来ます。

「エグゾーストティ」は息を吐いたときに泡が出てくる部分です。
これがある事により、吐いた泡が横に出ていき視界を妨げません。

レギュレーターは定期的なメンテナンスやオーバーホールが必要になります。
(メーカー推奨:1年に1回もしくは50本毎に1度)
自身の安全を守る器材ですので、気になる方はご相談下さい。

レギュレーターにも種類があります。
バランスタイプ・アンバランスタイプ・ピストンタイプ・ダイアフラムタイプなど
それぞれに利点がありますので詳しくはお尋ね下さい。

使用上の注意点

慣れるまでは口だけで呼吸する事を心掛け
少しゆっくり大きめに呼吸するようにします。
慣れてしまえば、意識することなく普通の呼吸で大丈夫です。

レギュレーターは水中での命綱です。
普段は口に咥えて呼吸していればOKですが、何らかの原因で口元から外れたり
水が入って来たりする可能性があります。

その場合は水中で水を抜くスキル≪ レギュレータークリア ≫
水中で口元から外れたレギュレーターを咥え直すスキル
≪ レギュレーターリカバリー ≫を使いましょう。
安全の為に講習時は繰り返し練習しますので、しっかりマスター出来ると思います。

またレギュレーターリカバリーは OWD 海洋実習 のページで
紹介していますので是非ご参考下さい。

不安がある方はファンダイブツアーでもお気軽にお尋ね下さい。
スキル練習の他にも、使用後の洗い方・保管方法・メンテナンスなど
色々と説明致します。

PAGE TOP